作者の戸田和代先生からのお便りを目の前に貼って、張り切って編んでいます。
張り切りすぎてお父さんくじらが大きくなって毛糸が足りなくなりました。
台風の影響か、雨が降ったり止んだり、午後からはもっと強く降りそうで、こういう時ひょいと買いに行けない辛さがあります。
取り敢えず灰色系の毛糸をすべて出して広げて…でも、つぎはぎ感が出来てしまうのは避けられません。
これまで使っていた作品は病院で使うときに綿を取り出して洗ったりしたので、毛羽立ってしまって2代目のくじら親子の制作ですが、初代、これがなかなかいい味を出していて捨てがたい。
「つきよのくじら」には思い入れがあります。
こどもくじらが成長してお父さんくじらを探しに世界の海へ泳いでいくお話ですが、
我が息子が上演会場に手伝いで来てくれて「くじらのこどもが成長した時も、赤ちゃんの声だね」と指摘してくれました。ハッとしました。でももう編みあがるころには私の中で声ができあがっていて、これを直すのが大変でした。読む前に強く意識しないで始めると、どうしてものどの上の方から声が出てしまうのです。
そしてもう一つ、東日本被災地訪問ではこれまで海、津波…と連想させてしまうのではないかと大好きな作品でしたが取り上げることをためらっていました。
お母さんの愛情を感じる作品は多いのですが、「つきよのくじら」は根っこがお父さん、大好きです。
埼玉でも若いお父さんの参加する会場では大人気でした。
早速編み始める前に読んでみました。
ん…、大丈夫、治ってる!と思ったのに最後の言葉、「あれはきっととうさんだったんだ」でやっぱり赤ちゃんの声・・・。
読んでみてください、心がやさしくなれる絵本です。
初代編んでるくじら親子 |