2016年8月29日月曜日

「つきよのくじら」制作開始しました。

第3回目の「絵本とみんなと編んでるシアター」開催を一か月後に控えて「つきよのくじら」(戸田和代作・沢田としき絵ーすずき出版)の制作始めています。
作者の戸田和代先生からのお便りを目の前に貼って、張り切って編んでいます。

張り切りすぎてお父さんくじらが大きくなって毛糸が足りなくなりました。
台風の影響か、雨が降ったり止んだり、午後からはもっと強く降りそうで、こういう時ひょいと買いに行けない辛さがあります。
取り敢えず灰色系の毛糸をすべて出して広げて…でも、つぎはぎ感が出来てしまうのは避けられません。

これまで使っていた作品は病院で使うときに綿を取り出して洗ったりしたので、毛羽立ってしまって2代目のくじら親子の制作ですが、初代、これがなかなかいい味を出していて捨てがたい。

「つきよのくじら」には思い入れがあります。
こどもくじらが成長してお父さんくじらを探しに世界の海へ泳いでいくお話ですが、
我が息子が上演会場に手伝いで来てくれて「くじらのこどもが成長した時も、赤ちゃんの声だね」と指摘してくれました。ハッとしました。でももう編みあがるころには私の中で声ができあがっていて、これを直すのが大変でした。読む前に強く意識しないで始めると、どうしてものどの上の方から声が出てしまうのです。

そしてもう一つ、東日本被災地訪問ではこれまで海、津波…と連想させてしまうのではないかと大好きな作品でしたが取り上げることをためらっていました。

お母さんの愛情を感じる作品は多いのですが、「つきよのくじら」は根っこがお父さん、大好きです。

埼玉でも若いお父さんの参加する会場では大人気でした。

早速編み始める前に読んでみました。
ん…、大丈夫、治ってる!と思ったのに最後の言葉、「あれはきっととうさんだったんだ」でやっぱり赤ちゃんの声・・・。
読んでみてください、心がやさしくなれる絵本です。


初代編んでるくじら親子


2016年8月25日木曜日

編んでる物語を箱詰めしました!

素晴らしい自然の中にいると様々なことがイメージでわいてきて、イメージで終わらずに形で表現できるような、多分編んでるおばさん特有の錯覚なのかもしれませんが、浮かんできたものですから形にしましょうと、ここ何日か没頭しておりました。

お話と編んでる作品を一緒に箱詰めしました。
箱はお菓子の空き箱でも大丈夫、お話は胸ン中にいっぱい詰まっています。
先ずはここ佐原に来て出会った柿の木がテーマ。
12月はじめなのに誰も取ろうとしない柿の木があちこちにあるのです。
いつの間にか春になり、夏になってもう青い実がなっています。
そしてまた冬がくるのですよね。
猿もカラスもまたやってくるのでしょう・・・。
畑のおばあちゃんも元気です。

箱入り娘?「編んでる物語」幾つかづつ作ります。お楽しみに!






2016年8月19日金曜日

戸田和代先生からお便りが届きました

ようやくの晴れ間におとなしくしてはいられなくて9時にバイクでお出かけ!
稲穂を渡ってくるこの香り、なーんとも言えない感じ、深呼吸して胸にいっぱいすいこみました。

さすがにお盆が過ぎてヒヤッとする風が心地良い。

福島市街に向けて走ると、初めて道路の渋滞に出会う。

それで小さな道、道にそれていると、いつもはなかなか行きつかないお店群にたどりついてしまう。

実は昨日の朝方、目覚めたか目覚めないかの境界線で浮かんだ絵本のストーリーがあって、たいていはしっかり目覚めると忘れてしまうのだがはっきり覚えていて、書き留めるとスラスラと最後まで・・・。

昨日は一日、これをどうするか、ずっと考えていて絵本ではなく、はじめから編んでるシアター仕立てで作ることに決めていた。

で、どうする?こうする?
そして朝刊に目を通していると、あった!これだというものにあった!

少し時間を下さい、形にできたらお見せします。
8月の残りはこの制作に費やします。

こんなに張り切れているのにはワケがあります。
なんと10月に取り上げる絵本の作家の戸田和代先生から編んでるシアターへの応援のお便りをいただいたのです。
もちろんすぐお返事を書きました。
有り難い事です。お会いしたいなあ。

おおやさんから花カボチャ、金山カボチャいただきました



2016年8月17日水曜日

編んでるシアター館、後半に入ります。

福島の夏はなーんか爽やか!

稲も元気に育って、そう、まるで自分の胸のところから気持ちよーく、すわーっと緑が広がっています。
穂もしっかり実りを育てています。

いつもいつも同じところから、写していますがここに立つと写したくなるのです。

佐原のバス停の右2メートル、ここ、最高です。

編んでるシアター館の編んでる牧場のメンバーもお散歩、お散歩、と集まって
騒いでいますが今日は台風の影響でお出かけできませーン。

お盆休みが終わって後半は小さな動物たち制作から励みます。
福島駅でキビたんのお迎え



 こぶた、たぬき、ん?

2016年8月10日水曜日

福島市市民活動サポートセンターからの取材をお受けして

編んでるシアターの取材を受けることは何度かありましたが、こちらで資料を用意してそれに沿って、が多かったのですが、今回は少し違いました。
福島の現状を教えていただきながら、私自身の思いも確認することができました。
福島に来て、これをやりたいと考えていたものが無理であったり、これならできそう、というものが新たに浮かび上がり、それらを一枚の板にのせて客観的にみることがなかなかできませんでしたから。
そんな中で「子どもたちに伝えたいことは?」と問いかけられて、はた、と思考が止まってしまいました。
東日本大震災が起きて、編んでるシアターをスーツケースに詰め込んで、先ずは宿泊先が確保できた気仙沼に単身行ったときは、とにかく子どもたちに笑顔になってもらいたいと思っていました。
その気持ちに変わりはありません。けれど、四年の被災地訪問、移住して8か月、いつの間にか、若いお母さんの方が気になっています。
お母さんに編んでるシアターにふれて笑顔になってもらいたい、そして、その笑顔と優しさを子どもに向けられる毎日であってほしい、という思いになっています。

「編んでるシアター館」を作ったとき、知人が「コンパスの軸をずらすな!」と書いてくれました。
これを肝に銘じて改めて編んでるおばさんが「子どもたちに伝えたいこと」は、
「絵本をひらいてみよう!」

編んでる牧場のうしさん家族


2016年8月8日月曜日

7月さいたま「ねんねこ座」開催

7月29日(金)さいたま編んでるシアター館での「ねんねこ座」開催です。
といっても、部屋には何も残ってはなくて、ログハウス調に仕上げた壁が雰囲気を盛り上げてくれます。それに家具がないので声が反響して、ちょっとしたもんです。

今回も皆さん、選りすぐりの作品に挑戦、聴き手専門だった方も初めて読み手に挑戦されました。

朗読「花いちもんめ」(宮本研)小林編 こばやし
昔話「馬の落としたもの」から「鮎はかみそり」 首藤さん
   「蛇になった八郎太郎」            工藤さん
朗読 親の心「おむすびの味」から(一万年堂出版) 鷲尾さん
昔話「椿地蔵」 土居さん
版画絵本 「鐘姫ものがたり」(領家紙芝居) 奥山さん
朗読「しかえししないよ」(日野原重明)  奥山さん

いつも感じることですが皆さんが色々な分野に常にアンテナを張って、自分のものにされている意欲はすごいものがあります。







刺激を受けあって、背筋がピンとなる感じで、ともすればぬくぬくになりがちな私には,人生観のお注射みたい!

第2回「絵本とみんなと編んでるシアター」開催しました。


8月6日、サポセンで行った第2回「絵本とみんなと編んでるシアター」

猛暑の中お集まりいただいた皆さんと楽しく過ごすことができました。

朝早くに新幹線で埼玉から駆けつけてくださった絵本作家穂高順也先生は、お魚のかぶりもので紙芝居を見せてくださいました。
エレクトーン演奏の渡辺さんは、海に関する絵や、おさるさんの歌などの絵などを用意して会場の皆さんを巻き込んで歌ったり、体を動かしたり。さすがです。

歌って動いて


































穂高先生「これはゆかい」


編んでるシアターは「はらぺこあおむし」(偕成社)
そして穂高先生の「いろいろおふろはいり隊」(教育画劇)

終わって穂高先生との記念撮影にあちこちで笑顔がこぼれました。

子育て支援センターの方や、前回もでしたが「読み聞かせ」をボランティアでなさっている方々の参加は嬉しい事です。

作品贈呈させていただいた保育園の方は「これからは園で私が編んでるシアターしていきます」とおっしゃってくださって、それこそがこの催しの最大の目的なのです、と感激しました。
編んでる作品で遊びます

「はらぺこあおむし」(偕成社)

「いろいろおふろはいり隊」(教育画劇)贈呈

参加者と記念撮影

2016年8月4日木曜日

5日のみんなの家、夏祭り準備できましたって。

流しそうめんが売り?のみんなの家の夏祭りに今年も編んでるシアター伺います。
思えば昨年のこの集いに編んでるシアターを上演するために福島に来て、帰りの新幹線の中で移設を決めた記念の催しです。

なので翌日、サポセンでのイベントがあるのに、お受けしちゃいました。
ペットボトルを使ったそうめん流しの準備できたそうですが、編んでるも負けずに七夕飾りまで作りましたよ、例のおっきいスイカ・・・です。

さらにうれしいお話が。
サポセンの交流広場の展示室に編んでる作品を置かせて下さるとのこと、
ちょうど編んでる部屋の湿気対策もそろそろ解除しながら、展示作品を決めました。

編みためた編んでる物語の作品を中心に飾らせていただこうと思います。

売ることもできるそうですが、毎日通うわけにもいかず、まずはこんなものがありますとお知らせ。

長く福島に居続けるためには、資金確保にはありがたいことです。

写真は飾ってから載せますね。

6日の「絵本とみんなと編んでるシアター」の第2回目のあと、3回目以降の贈呈できる作品の許諾が出版社からいただけました。

勇気100倍!

昨日は佐原仮設や近くの仮設の子が学習ボランティアさんたちと10名ほどで編んでるシアター館に来てくれました。この写真も後で。
その他、午後からは小学4年生の子が妹を連れて来てくれました。
8月の第2、第3の土曜日はお盆となるのでお休みにしたのですが、なんか、うれしかった!




2016年8月3日水曜日

8月6日、穂高順也先生をお迎えします

第2回「絵本とみんなと編んでるシアター」開催します。
お出かけください。
絵本作家穂高順也先生をお迎えします。
穂高先生、なにやら お楽しみを用意してくださっているようです。
プレゼント用のストラップ(30名様)も用意しました。




2016年8月2日火曜日

セミの声に迎えられて福島の夏実感

5日、6日のイベントを控えているので、あわただしいさいたま行きでした。

さいたまでは今回、いろいろな懐かしい方々にお会いしました。
福島で毎日、忙しくがむしゃらに動いていて、充実しているのですが
自分から糸を引っ張らないと情報が得られないことを感じています。
それだけゆとりがないのですね。
ところがさいたまでは好むと好まざるとに関わらず、ガシャガシャ、ヅカヅカ入り込んできます。
その情報を取捨選択するギアが自然と回って、栄養になってきていたんだな、
それを今回皆さんとお会いして、強く感じました。

パワフルな方もいる、んーっと立ち止まっている人もいる、病んでいる人もいる。
そのどの方からも学ぶこと、多い。

さいたま行きは充電のための大切な日々にもしていきたいと思います。
「ねんねこ座」内容はまた後で!


セミが鳴いています。
今朝も手紙を出しに行くのに日差しが強そうなのでバイクに乗りましたら、ま、涼しいこと。
それで佐原のあずま運動公園を一回り,爽快!