2023年9月13日水曜日

絵本の背表紙

 身体が乱調をきたしているときは何をする気力もなくしてしまいます。

テレビを観る気も、ただ座ることも気だるい。

ソファーに寝そべって少し見える空を眺めてー、ふと本棚に目をやると、絵本の背表紙。

開く元気はないものの、見るともなく見ていると、一冊ごとに語りかけてくれる。

空で読めるほど読み込んだ絵本たち。

「編んでるシアター」にするためにまずは声に出して読んでそれから編んだものでした。

あの作品もこの作品も懐かしい。

すると聞こえてくるのです。その初めて読んだその私の声が胸の中から聞こえてくるのです。

おかしいでしょう、その後何回もみんなの前で読んでいるのに、まぎれもなく初めての出会いの時の声なのです。

小さい時から絵本を買い与えられたことはありませんでした。

四年生になって学校の図書室に入れることになったときの嬉しさ。

子どもを持っても(特にその時期は大変な状況でしたから)買って与えることはできませんでした。

そしてようやく本を買えるようになって手にした絵本は「編んでるシアター」にしようとする作品、初めまして、絵本の世界!の心の弾みは今でも残ります。

「つきよのくじら」(戸田和代)ーくじらが大きくなってお父さんを探しに行くようになった時…なのに声がこどものまま・・・。

これは初めに読んだときそう読んだので、息子に指摘されてもなかなか治らず、いつも一呼吸いれてから、「それでそのくじらはおなかにきずはなかったかい。」

「だいくとおにろく」(松居直・再話)ではーはやく おにろくあ めだまあもってこばあええなあ ー私なりのメロディーができあがっていました。


ああーなんていい人生なんだ!と自画自賛して・・・。少しまどろんだ時間を過ごしました。




2023年9月2日土曜日

「最後はひとり」再読しました

 上野千鶴子、樋口恵子、お二方の対談「80歳からの人生のやめどき」

再読しました。初め読んだ時から10日程しかたっていないかもしれないのに凄く胸にずしんときております。


ちょうど80を迎えんとしている自分にとってはいろいろ示唆に富んでいるというかうなづくことばかり、そう考えればいいのか、これからに自信が芽生えてきます。

樋口恵子さん、実は50年程前、さいたまで講演会があり、私も子供二人を幼稚園に送って出かけたのでしたが、樋口さん、家を出る前にゴミ出しに手間取ったとかで電車に乗り遅れ、後援会は中止になりました。

会場は駅から歩いて15分ほど。釈然としない気持ちで駅まで戻る途中で樋口さんとすれ違いました。

それ以来、ちょっと遠巻きにご活躍を眺めるようなところがありましたが、そのことを悔いています。

上野さんとの対談は決して結論ではなく、「社会的位置」「在宅介護」「家族の負担」「いろう」食事」など多岐にわたり、どれもが自分の思いをはっきり持つことが要であることに思い至りましたし、制度のこれからも見極めていくことも、声の上げ方も重要かと考えました。

少なくともこれからに道すじが見えたことに感謝です。

身近な方にはお勧めしましたがどうぞ、ご一読を。




2023年8月29日火曜日

編んでる村「夏」バージョンお片付け

 


編んでる村を夏バージョン切り替えすっきりさせました。

何故か急に体を動かしたくなりました。

昨日、お世話になった方がほんの近くの施設に入られたというのでお伺いしました。

お互い入退院を繰り返し、お会いするのは久しぶり、あっという間に一時間がすぎてしまうおしゃべりがとまりませんでした。

なのに今日は涙が出て止まらないのです。何かをしてないと声を出して泣きそうです。

「ここが終の棲家…」」という言葉が耳に残ります。

大宮に越してきてからずっといろんな事、支えていただきました。

店を出すときも、知り合いの方に頼んで見習いをさせてもらうなど、店を出してからも様々な心遣いに励まされてきました。

「童話の国」を立ち上げたときも、「編んでるシアター館」の時も。

勝手に姉と思ってきました。でも今は母に抱かれた思いです。


「あんたのことだから、まだ何かやっているんでしょう?」って、その通り。

でものんびり、気の向くままですよ・・・。

がんばろう、とはいいません。

心爽やかな時を過ごしたいです。心豊かに、心健やかに!

やっぱり欲張りかなー。




2023年8月16日水曜日

おはなし編んでる村「マギーおばさんのお話」公開いたしました

 何とも心落ち着かないお盆になりました。

雲行きが怪しかったので、お墓参りには早めに行きました。

でその後のだらだらの毎日、昨年まではこんな風ではなかったような暑さボケです。

そんな中で一つだけできました、編んでるさん。

マギーおばさんを編んでみました、これから何回かお話に登場する予定なので、それからふと立ち寄った100均ストアで、ちょうどお似合いのギターに出会って、編むことに決めましたマギーおばさん。

デコちゃんも大喜び。

マギーおばさんとデコちゃん
「マギーおばさんのお話」公開しました。
ホームページから「おはなし編んでる村」検索してみてください。


 

2023年8月4日金曜日

猛暑というのはこのことか!

 苦手なクーラーに頼らざるを得ないこの暑さ。

外には出られず事務的なことがさぞかしはかどるかと思いきや、頭の中もぐったり状態。

何をやっても長続きしない、本を読んでもスッキリ頭に入らない。

手掛けている「おはなし編んでる村」も三作品、

どれも心の中でも、編みぐるみの中でも動き出しているのに、スッと決まらないのです。

で、これを暑さのせいにしています。

時間があるようでないような今なのに、ね。

一つはペルーからやってきた「マギーおばさんのおはなし」

二つ目は「三匹のねことシェリーおばさん」

そして三つ目は「やさい村のおきゃくさま」

こうやってブログに書くことで、追い込もうとする策に出て見ました。

なのに手詰まりになると、今でなくともいいことが気になって手を出してしまい、そうそう「ぐりとぐら」の幕を作ったりして…。

ま、のんびり 行きまーす。

「まぎーおばさんのおはなし」

「三匹のねこさん・・・」


「やさい村のおきゃくさま」


おまけでーす。

見やすくなりました


2023年7月16日日曜日

7月お誕生日カード遅れてごめんなさい

福島で出会った子どもたちが10歳になるまで お送りしているお誕生日カード、7月は前半病院巡りでその後どっつかれで、ハッと気づいたらマルエツ中の市。

ごめんなさーい。

デコちゃんからお詫びしまーす。

そういうわけで7月のお誕生日カード作成しました。



ちょうど10歳になるお子さんがいました。

あづま公園近くの佐々木牧場カフェでの手作りマルシェに珈琲を出していたご夫妻のお子さんです。

ああー懐かし、あの頃のあのわくわく感、にぎやか感。

みんな元気ー!

2023年7月7日金曜日

夏の編んでる村は栄養補給しまーす。

 編んでるシアター館7月からのお知らせです。

館内は日々、こまごま編んでる作品制作中。

お外での活動は控えます、なんとのんきなこと。

秋になったらのご案内をさせていただきますね。

「この絵本読んで!」岩槻水野書店での開催は8月はお休みして、10月1日開催予定です。

編んでるシアターは「えんぴつロケット」「つきよのくじら」他の予定です。

そして新たに編んでる庭での「この絵本読んで!」も10月から第1、第3土曜日開催予定。

午前中の10時から、お持ちいただいたおすきな絵本を一組2冊まで読み語ります。

大人も子どもも参加できます、無料ですが 絵本はお持ちください。

街角で「絵本読んでるおばさん」がいる!

その小さな活動のタンポポを根付かせるのが編んでるおばさんの願いです。

デコちゃんもいいわね、お手伝いしてね、楽しんでね。






2023年6月19日月曜日

「イカないと探偵団」もお伝えしとこうかな。

 福島、佐原を舞台にかけまわる探偵団、「イカ騎士(ないと)探偵団」!

としてイカを主人公に編み・・・ました。


編んだイカを持ってあづま運動公園、佐原の山、つつじの公園、まわりにまわり・・・

舞台はそろったのですが、えーっと、えーっと、事件が起きないうちに、、さいたまに戻ることになってお話がとん挫していました。

大きいのから小さなのまで編んだイカが出番を待っているので、そのうち、事件が起きるかも!!









 





2023年6月12日月曜日

「いか、たこ、かえる物語」初披露!

 梅雨入りしたんですもの、雨は仕方ないかな。

雨の中「星野手をつなぐ育成会」の親子会がさいたま市大宮ふれあい福祉センターで行われ編んでるシアターで参加させていただきました。

5歳から40歳までが対象というのでどんな構成でいくか迷い、いろんな作品を取り出してテンポのいいもの、色づかいのきれいなものを取り上げることにしました。

手遊びも参加型のものを選びました。もちろん「なっとうのうた」もです。

あれこれ出しているうちにおはなし編んでる村の「いか、たこ、かえる物語」が突如浮上。お話カードでは出していたものの、編んでるシアターで取り上げるのは初めて!



その他、「えんぴつロケット、ぞうくん編」「ぞうくんのさんぽ」

あらら、改めて登場作品をカメラに撮ろうとして気づいたこと、遊び歌の「大きな栗の木…」のぞうくんを含めて3頭のぞうくんが出演してたんです。

で、3頭並べてご挨拶(ぞうくんもはじめましての表情)

すごく楽しい時間を過ごすことができて、実は編んでるするのもこれが最後になるのではないかという不安も吹き消されて、後のアトラクション「ミッキーマウスのダンス」まで踊っちゃいました。

表舞台は編んでるおばさんが務めるにしても、編んでるシアターに携わることで、これまでとは違った世界に出会えると喜んで支えて下さるパートナーのwさん、この方がいなければ続けられるものではありません。

この会のお母さん方の奮闘ぶりを見て、まだやることある!という気になりました。



ほら、なっとう!

ピカチュウ、かりてにこにこ!






2023年6月7日水曜日

「この絵本読んで!」水野書店で開催


 「この絵本読んで!」岩槻水野書店で6月4日(日)開催しました。

今週は病院通いが続いてお知らせが遅くなりました。

当日はお天気が良すぎて、絵本の読み語りよりもおしゃべりに花が咲きました。

小児医療センターが蓮田にあったころに子育て支援センターにいらした方、

また医療センターに一歳の頃入院してたという子、

テニス部だという高校生のお二人は、差し上げた「しあわせかえる」のストラップをカバンに付けてにこにこ…。

まさに「しあわせかえる」な気分になりました。


2023年6月3日土曜日

6月4日(日)水野書店編んでるシアター


 凄まじい台風の雨、被害はありませんでしたか。

6月4日(日)明日は水野書店(岩槻)での「この絵本読んで」10時半から12時半まで行います。

おすきな絵本を選んでいただいて対面でお読みします。無料です。

おとなの方お一人でもぜひお出かけください。ちらりほらりと大人の方への読み語りの評判など聞こえてくるこの頃です。

編んでるシアターは「どうぞのいす」「ぞうくんのさんぽ」その他小さい作品も用意します。






今回のプレゼントは「しあわせかえる」のストラップ。これには懐かしい思い出がいっぱいなのです。東日本大震災のあと福島で出会った方々にごあいさつ代わりに差し上げていました。

私が4年程移住をしていた佐原には慈徳寺というお寺があって桜の名所でもありました。

毎年、お花見に見える方のために地域の婦人方が班を組んでお茶の接待をするのです。

私はお料理に自信がなく、福島の皆さんに幸せが帰るようにと願いを込めてかえるの小さなストラップを200個ほど作って、ご住職の許可を得て差し上げました。

とても喜んでいただきましたが、後から婦人会の反省会で問題になりお叱りを受けました。

他の日に「今日はかえるはないのか」という声が上がったというのです。

考えが至りませんでした。

で、ふと懐かしくなって今回凝りもせず作ってみたのですが、これが大変!細かくて肩が凝って10個でヘトヘト。(で、個数制限ありです)


8月はお休みしますので次回は10月1日になります。

10月の編んでるシアターは「つきよのくじら」「えんぴつロケット」を予定しています。



今年いっぱいは「この絵本読んで!」編んでるシアターを続けたいと思いますのでよろしく

2023年5月29日月曜日

デコちゃんから6月のお知らせ

 今日などのように雨もよいの日は6月も自然に受け入れなければなりませんが、このところの気象現象では今が何の季節かわからなくなることもしばしば。

でも確実に一年の折り返しが近づいているのです。

6月のあじさいの月の編んでるシアター館の催しをお知らせします。

6月4日(日)は岩槻水野書店での「この絵本読んで!」(無料です)

編んでるシアターは「どうぞのいす」「ぞうくんのさんぽ」

その他小さな編んでる作品もご希望に応じて登場させます。

そして来場者プレゼントは「しあわせかえる」のストラップ。

大人の方へは「紫陽花」のブローチ。

先着10名様まで。昔はとっとこ編めたのに今はふうふう言いながら。

でもせっせこ編みました。




6月11日(日)は星野育成会、ふれあいセンターでの交流会に編んでるシアター、なんと

一番のリクエストは「なっとうのうた」なんだそうです。(おおーい、そこかよー)

大成に住んでいたころによく伺っていた障がい者授産所の皆さんのお母さんからのご依頼ですもの、張り切らないわけはないのですが「なっとうのうた」声が出るかしらん・・・。

編んでるシアターは「ぐりとぐら」「「ぞうくんのさんぽ」その他を持って行きます。

もちろん、懐かしい手遊びも、ね。

後半から夏の間は少しお休みをいただいて、「編んでる村」でお話つくりに励みたいと思います。


2023年5月25日木曜日

編んでるデコちゃん新登場のお知らせ

 人物はあまり取り上げないできましたが「編んでる村」におしゃまな女の子を登場させましょう・・・名前は「デコちゃん」。

気ついた人は…気づかない人は気づかないでよろしい。

編んでる村のチャッピーのいいお友達になるはずです。


しばらくは朝散歩のお供をしてもらいましょう、編んでるおばさんの孫?おばさんのお目付け役?

何しろにぎやかになることは間違いなし!

お友達の作品のために暖めておいた女の子を登場させることで、自身の励みにしたいのが本音。

後ろ姿も見てもらいましょう。


マギーおばさんのお話もまとまりかけているところ、うまく絡ませることができたら、と思います。

そうそう、あのジューンベリーのお宅、樹がそれらしくなってきました。

公園に行く前の前奏曲のように楽しみです。

身体があまり動けない分、胸の扉を開けましたよ。

あまり暑くならないうちに頭の整理をしておかないと、ぐったりということにならないようにね。

2023年5月22日月曜日

編んでるリーフ大活躍!

退院して一か月、再診に行ってきました。

お世話になった看護婦さんたちにお礼をしたいと編んでるリーフ(アクリルたわし)を編みました。


 病室階ではなく事務方の方にお願いしたのですが、一瞬戸惑いの表情を浮かべたものの中身を見て受け取ってくださいました。

一か月も経っていて、私のことなんか誰も覚えていないだろうけれど、リーフに名前を入れているわけでもないけれど、あの看護師さんたちにちっとでも喜んでいただけたら私がうれしい!という完全な自己満足。

2023年5月11日木曜日

水野書店さん用のチラシができました

 水野書店での6月第一日曜日4日用のチラシができました。

チラシは水野書店店頭にも、見沼区役所多目的室前にも置いてあります。

6月の編んでるシアターは「どうぞのいす」「ぞうくんのさんぽ」


これをポスターにするとこうなります。


うさちゃんもぞうくんもキャリーバッグの中にもう収まって出番を待っています。

対面での読み語りはそう、いつも思うこと 絵本はこうでなくっちゃ。

無料です、読み手のおばさんたちも張り切ってお待ちしています。

2023年5月1日月曜日

薫風香る さあ、5月‼なんですが…

さあ、と張り切ってみましたが5月は深呼吸の月。

思いきりゆっくり大手を広げて5月の空気を吸い込んでいきたいと思います。

編んでる部屋もゆったりスペースにして、本を好きなように読めるように自分が居心地の良い空間にしました。




本といっても絵本ばかりでなく「すてきにハンドメイド」だったり、星野富弘の本だったり 角田光代の書いた作品、90歳100歳までお元気な先輩方の勇気満々あふれる本とか。

パソコン、コピー機なども、お茶が飲みたくなるようにサイドボードも 運び入れました。

で、腎臓の結石が動いて今回の騒動になってしまったようです。

重いものは家人に動かしてもらうなど注意はしてたんですけど。

で、80歳代はこの部屋で、編み物したり、切り絵をしたり、ちっちゃな絵本作ったり、昼寝をしたりできればいいなあと考えております。

で、この5月からは「ほっこり亭」はしばらくお休み、見沼区役所での「この絵本読んで!」は5月31日で最後となり、あとは 森の広場「この絵本読んで!」の皆さんが引き継いで下さいます。

6月4日は第一日曜日、岩槻水野書店での「この絵本読んで!」

編んでるシアターは「どうぞのいす」「ぞうくんのさんぽ」「さんびきのこぶた」を予定しております。時間は10時30分から12時30分 無料です。

対面読み語りをしますのでおすきな絵本お持ちくださいね。