2007年12月24日月曜日

編んでるクリスマス編

12月は何といってもクリスマスのお話でしょう。近くのブックオフではなぜかその関係の本は急に姿を消しあわてて図書館に探しに行ったのは11月の終わり、いい絵本がたくさんありました。子猫が登場する本が多いですね。「しろくまオントサンタクロースにあいにいく」と「こねこのクリスマス」「ぐりとぐらのおきゃくさま」を選んで編むことにしました。なかなかの出来ですよ。
この3作品を使っての編んでるは一歳児を連れた四人の素敵なママたちを迎えて初めて行い、
ママたちは素直な歓声をあげてとても喜んでくれました。・・・で幼児たちなのですが、編んだ子猫が欲しくてぐずりだしてしまうのです。これは想定外でした。これまでは子供たちとある程度の距離がありましたし、保育所では保育士さんの管理下にありましたから、その「だめよ」のひとことでみんないわゆるよい子になってくれたわけで、動き出してみなければわからないことほんとにこれからいっぱいでてくることでしょう。流されずに一つ一つ受け止めて着実に進んでいきます。

2007年12月9日日曜日

チラシができました!

友人のnさんとああでもない、こうでもないとつつきあいながら作ったチラシの原稿ができました。息子なら放り投げられたかもしれない私の思いを、楽しそうにパソコンの画面上に表してくれるnさん、本当にありがとう。
それを町の印刷屋さんに持ち込んで一週間、なんと看板とまったく同じ色のチラシができました。で、それに狂喜して大事なミスに気づかず引き取ってしまったのですが、落ち着いてよく見ると肝心の『編んでるシアター館』がづれちゃっているのです。用紙の白枠を消そうとして操作してくれた時に動いちゃったらしいのです。で、ちょっと気むづかしいそうな印刷屋さんに恐る恐る「あの、年賀はがきで忙しいでしょうから、これを少し貰っておけば後でいいですよ」と言ったら「ここに置いといたらゴミだけどあんたんとこで使えるならもっていきな」って。
実は午前中大きな団地を配り歩いたのですよ、でもね一枚いくらと思うとこのポストに入れるのは是か非かなんて迷うわけですよ。それがいきなり倍の枚数使えるわけで、足取り軽くなりそうなおばさんでーす。

2007年12月5日水曜日

初めての申し込み

12・3初めて電話での「編んでる」申し込みがありました。嬉しいのなんのって・・・。広告見てくれた人がいるんだ、そして友達に声がけして電話をくれたんだ・・・。興奮冷めやらず、しかし見渡すと問題点がいくつか浮かび上がる。あの小さな広告では伝えきれない事務的なことの解釈の違い。でもいい、とにかく申し込みがあったんです。
「ぐりとぐら」の制作快調!!12月はクリスマスのお話が、心を涙と感動で満たしてくれます。

2007年11月27日火曜日

11/18とうとうオープン

オープンしました「編んでるシアター館」。ご近所20軒くらいの方にお知らせしただけでしたが皆さんとてもびっくりして感嘆の声を上げて喜んでくださいました。絵本の世界の扉を開けてみませんか・・の宣伝文句はなかなかのものですよ。
それにしてもなんと素晴しい友人を私は持っているんだろう、としみじみ感じました。早くブログを書かなくてはと思いながら胸が熱くぐちゃぐちゃになってしまって言葉にならなくなって・・・。
そしてもう一つ、結婚して40年になる夫から始めて手紙をもらいました。心をこめておめでとうと書いてくれました。夫の応援がなければ出来ないことでした、家族の支えがどんなに励ましになったか、こんなに素直な気持ちになれてる私、死ぬときこの手紙だけは持っていきます、って何の話してたんだっけ。
広告も載せたけど、まだ一件の引き合いもないけれど、このドアを開けると別世界、『不思議の国のアリス』感覚、今のところ一人で味わってまぁーす。

2007年11月15日木曜日

スターリィマンをご存知ですか

私がスターリィマンに出会ったのは1年半くらい前です。埼玉在住の版画家の作品にお話をつけた本の朗読発表会があると知って大宮の会場に出かけ、そこでの素晴しい出会いでした。最後にあなたの夢が叶いますようにと渡されたスターリィマンの希望の風船が描かれたはがきに、(実はその時体調を崩し少し気が抜けた状態でしたが)<夢>ならいいじゃんと描いていた編んでるシアターの将来像を書いたのでした。
すっかり守りに入っていた自分でしたが、<夢>として書くことによって私の心の扉がギイィと開いたのを感じました。
希望の風船、勇気の風船・・・スターリィマンの風船をこの「編んでるシアター館」から小さなこどもへ、お母さんへ、発信していく・・・なんてすてきなことでしよう。
はせがわいさおファミリィのこの一連の作品に皆さんも出会えますように、お許しが頂ければここでも朗読発表会を企画したいですね。とにかく素敵な作品です。奥様の文章がとっても素直に心に響いてくるんです。これからまた開いて見ようっと。

2007年11月6日火曜日

宣伝活動も!

利益を求める訳ではないけれど、こういうことをやってますと世間に知らせる必要はある。実際なにをはじめようとしているのかイマイチわかって貰えないのです。もちろん第一の問題は私の説明下手。自分は判っているかもしれないけど伝わらないよ。と言われるのです。
想いを言葉にする、って難しい・・でもまるで第三者の広告会社の担当者とお会いして言葉を紙の上に表してみると、これが少しスッキリ。この方とても静かな方。自分の意見はあるのかないのか小さな声でボソボソ、こちらの身振り手振りにも翻弄されることなく冷静。時時聞いてる?って目を覗いてしまう私。でもノーだけはハッキリ。ーーで、『案』が出来上がって驚きました。よくまあこの小さな(名詞大)中に思いの丈を詰め込んでくれたと。「ただ、子持ちの女性社員に見せたら『何をここでしてくれるのか読み取れない』と言うんですよね、」
ハッとしました。皆さんに説明して解っていただけない最大のポイントは「読み聞かせ」という言葉に自分が好意を持っていないから、この言葉を故意に外そうとするからなのだと。「してあげる」風がとても気になるのです。とりあえず今はこの言葉を使うっきゃないかー・・・。とにかく11月18日オープンを目指して11月16日号のぱどに載せまーす。

2007年10月29日月曜日

拝啓東急ハンズ様

大宮のダイエーが改装されたらすっかり若者向けの店ばかりが入って、おばさんの拠り所とするとこがないじゃないと、大いに不満でした。「編んでるシアター館」の準備でメロディで知らせてくれるタイマーを探していましたら東急ハンズにあるだろうと息子がいうので出かけてみました。売り場を随分探したのですがそれらしいのは見つからなくて店員さんに聞きました。「お待ちください」とあちこち聞いてくださっている様子。しばらくして「大宮店にはないが、他店にはあるかもしれないので後で連絡を」くれることになり連絡をもらって後日出かけて窓口で声をかけたのは、先日の店員さんではなかったが「はい」とにこやかに応対してくれ、そして「このタイマー、スタッフがみんな気に入って大宮店でも店頭に置くことになったんですよ」と一言。そのときわが全身を駆け巡った感動。
その後飾り物などを見ながら他の店員さんにも接したが、ほんとにこのお店の皆さんの応対、優しくて機敏で素敵です、東急ハンズ様。

またひとつ出会いが

「絵本をとおして、親子の絆を育てる」というテーマで一時間というお話を頂きました。真っ先に浮かんだのは『つきよのくじら』です。終了後子供たちには楽しいお遊びを・・となっていますから対象をどこにおいたらいいのか迷うところです。そんな中で手持ちの本を読み返していましたら心うたれる絵本に出会いました。坪田譲治作『きつねとぶどう』です。この本に感じたすべてを伝えられたら大人にも子供にも、今回のテーマそのものだと思いました。ああ、わたしも母に会いたい、一日でも三日でもいいから会いたい、母が亡くなったその年齢に今年なりました。

2007年10月25日木曜日

東京に始めて進出

助っ人現る!

ミニコミ誌ショッパーで60代以上を対象に「第二の人生をこう楽しんでいく」と言う投稿の募集があり、今の想いを書いて送ったところ採用になり、10・3号に掲載されました。
文章もほとんど手が入らずそのままで、特に伝えたかった家族への感謝の気持ちがけづられずによかった、写真も大きすぎず素敵なおばあちゃんに写ってます。
唯一主人のゆっくりできる居間が改装中は座椅子一つ置くのがやっとのごちゃごちゃで、イライラも限界かと冷や冷やしていると、「お母さんのうれしそうな顔見ると文句言えないなぁ」「遠慮することないんだよ、お母さんにはこれくらいの事では恩返しできないほどお世話になってるから」って息子も。
ありがとう・・・ってついウルウルしちゃうこのごろです。

2007年10月22日月曜日

うれしいこと

近くの会場での「編んでるシアター」を頼まれました。年金講座の前座です。そこへ珍しく主人が参加するというのです。今まで私が出るならオレ行かん、といっていた人でした。
「お月さまってどんなあじ?」を居合わせたこどもたちに手伝って貰いながらの楽しい読み聞かせになりました。終わって主人が「いいよぅ、いつも会合発表形式の声でやるのかと思ってたけど違うんだー」と感激した様子。うれしかった、とっても・・・。どちらかというと冷たく聞こえるらしい私の声。そういえば普通の朗読の時とは何か違う、のは自分でも感じていたこと。その何かを形的に言い表すとしたら「編んでる・・」の時は胸を開けて声が出て行く・・のです。腹式呼吸とか胸式呼吸とかの前に胸がつっと熱くなってそして声が出て行くのです。意識して始めたことではなく、初めからそうしていたのか、あ、違うと思います。きっとあのことがかかわっていると思います。
何年前かイトーヨーカ堂の店内の「読み聞かせ」を聞いたことがあります。何人かの方が交替で担当しているようでしたがその日読んでくださったその方の、声といい、表情といい、とても優しかったのです。母親に抱かれているような安心感でひと時をすごしました。・・・そう、「編んでるシアター館」はそれが根っこです。お母さんが子供を連れておばあちゃんちに行って絵本をみるっていうのが・・・。

2007年10月21日日曜日

いよいよいろいろ始動

一気に形つくりから入った感じで建物は出来てしまいました。今になってエーとエーとなんてうろたえるほどほんとは実務的なことは知ってはいないのです。そこで思いつくいろんな方に会いました。そうすることで後には引けないぞ、と自分に言い聞かせていたのかもしれません。何度も何度も自分の思いを話すことであいまいだった部分がくっきり見えてもきました。
手作りパン屋さん、市会議員さん、子供の幼稚園時代からお付き合いしている友人、ミニコミ誌の記者さん、朗読の仲間、結婚前から刺激を受け合っている友人・・・みんな始めは「読み聞かせ」の教室を開くのかと思ったようでした。今訪問して行っている「編んでるシアター」をこちらに来てもらって演じるとか、「読み聞かせ」のやりかたを教えるとか・・・。
そうではなくて、お母さんと子供、お孫さんとおばあちゃんなど一家族だけを対象に、登場する動物たちを毛糸で編んで読み聞かせをする「編んでるシアター」で楽しみながら絵本の世界に浸ってもらいたい、そのための雰囲気作りにわたしのイメージしたのはログハウス調、山小屋なのです。-で、予算の都合上クロス貼りではありますが完成し、小学校風のかわいいイスをチョコチョコ置いて、めぐり合えた理想の本棚をデンと置いて、ほんとはもう何にもいらないくらい素敵な「編んでるシアター館」に運営のノウハウなどの固めの作業はまだまだこれからなのです。

2007年10月19日金曜日

2007年10月17日水曜日

編んでるシアター館完成

今朝「編んでるシアター館」の看板が取り付けられて、内装、外装ともに終了しました。台所などのリフォームも兼ねていましたので時間がかかりました。昔の小学校をイメージした子供用のいす、中古で見つけた大人用のいすが、ログハウス調の部屋のクロスにぴったり。
編んだ作品と絵本をセットで収納できる本箱を見つけたのは予想外の収穫。ま、お値段もそれなり。でも配達に来てくれた家具やさんが、こんなふうに使ってくれるのですかと、感動してくれたので、ま、いい
か。
カーテンはロールスクリーンにしたのだが、これだけが唯一の判断ミス.遮光性のあるものを選んだのだがこれまでの安物のカーテンとは違いほんとに遮光なのだ。素敵なグリーンで森のこもれびを演出したかったのだが・・・。
それにしても今回感じたこと、何をやるにしても決断を迫られることの多いこと。レストランでもメニューを決めるのにもたもたする私にとって大工さんなど職人さんに、これをどうするか聞かれるともうドキドキ。
そしてもう一つ。リフォームは業者選びが大事。ほんとに気持ちよく皆さん造ってくださってありがとう。

anderu

2007年9月22日土曜日

編んでるシアター館工事着手・・

いよいよ工事が始まりました。漠然としたこちらの想いをこういう形でこのように、と的確に受け止めて進めてくれている建築士さんは25年ほど前にご近所に住んでいて、実はわたしの方はすっかり忘れていたのですが「童話の国」で<若草物語>を大宮市民会館で上演したときのお母さん役を演じてくれた
女性です。そんなこともあってスムースに事が運ぶのはとても助かります。
ドアを開けたら森の中の小屋に入り込んだような・・・出来上がりを想像するとわくわくします。ここで「絵本」の世界がどんなふうに展開するのか、子供たちの記憶にも、思い出にも、やすらぎにもなれる部屋になりますように、それから、おかあさんがたと絵本のお話いっぱいできますように。
なんだか長生きしたくなりました。

2007年9月8日土曜日

台風の中を・・・

日本の真ん中を走り、大雨、大風。いつもならふっとどこかで海上に抜けるのに、すごい頑固者台風でした。
6日は東大宮駅近くの保育園で「編んでるシアター」の日です。この雨では・・・と迷う気持ちも。あきらめきれないのは時々雨が止むからです。8月は夏休みしたし、なんとしても行きたいと雨具の用意万全、でも自転車なら倒れそうな強い風。バイクに荷物を積んで空とにらめっこ、と気のせいか晴れ間が見えたような・・・で、出かけたのです。
ところが途中でざんざんぶり。階段の下で合羽をぬいでいたらそこへもざっ。びしょぬれだけど「こんにちわ」
お部屋遊びで汗みずくのこどもたちがワッと集まってくれて、さっそく14ひきのねずみシリーズ「とんぼいけ」を。そして「よくばりすぎたねこ」。
おはなし終わって「じゃまたね」とかたづけ始めると、さっきから私をじっと見つめていた男の子がいいました。「おばちゃん、今日、お化粧してないの?」って。
どうせ雨だしファンデーションなんかつけてもつけなくても濡れ落ちちゃう、と手抜きしたのを見抜かれました。こども相手だからとどこかに油断がないか、総点検。

2007年8月26日日曜日

100万回生きたねこ」が・・・

大人のセミナーで「100万回生きたねこ」を編んでるシアターで発表し、好評でした。その後そこに参加していたお母さんから、自分たちで立ち上げた子育てグループの例会に呼ばれました。読み聞かせの中に「100万回・・・」を加えてほしいとの依頼に、就園前の乳幼児が多いグループでしたからちょっとためらいました。でもそのお母さんは、ぜひ子育て中のみなさんにこそ、この作品を、というのです。少し子供たちが騒いでもかまわず続けてくださいと。
私もそこそこの覚悟を決めて、始める前にお母さんたちにお願いしました。「どうぞ、お子さんをひざに乗せてこのお話を聞いてください」と。いつもならお子さんが動き回っても気にしないで、じっとしていたら病気です、くらいの気持ちでしたが。実際、子供さんどころか親御さんのおしゃべりが気になるような場合もあるのですが、この日は違いました。感動して涙を浮かべるお母さんのひざで食い入るように見つめ聞き入ってくれました。
このことが私の編んでるシアター観を変えました。子供たちに絵本の素晴しさを、の前に、お母さんが絵本に感動して、そして子供に読み聞かせをすることがどんなに大切か。編み上げた動物たちはそのためのめくらましみたいなもの・・と。編んでるシアター館はその<場>を提供したいのです。

2007年8月20日月曜日

いろんなねこさん

かわいいとか、賢いとか、身近な存在のねこさんは、たくさんの絵本に登場します。
「しつれいですが魔女さんですか」は、くろねこが自分をかわいがってくれるかもしれない魔女を街中さがしあるくお話です。魔女さんは少し知恵をしぼってコミカルに仕上げました、小さいたくさん魔女さんを編み上げたのですが、黒い毛糸をたくさんつかってしまって、くろねこを編むには足りそうもないと部屋中を見渡すと、ありました黒猫です。これを使えば新しく編まなくてもだいじょうぶ・・・意気揚々と毎月2回訪問している保育所で、初公開です。
「さあー今日のお話はねー・・・」と絵本の表紙を見せて、黒猫を取り出したとたん、「あー、”寝ない子だれだ”の黒猫だー」の声。
もうこの日の編んでるシアターはグズグズになってしまいましたが、それにしてもこどもたちの心にお話も絵もしっかり刻み込まれているものだと感じ入った出来事です。

2007年8月12日日曜日

はじめまして、こんにちは!

絵本に感動し、その素晴しさを伝えようと、登場するキャラクターを毛糸で編み、子育て中のお母さんの立ち上げたグループや公民館の行事、そして保育所を訪問し「読み聞かせ」の一助とし始めて六年・・・家の中は編み上げた「ねこさん」「おおかみさん」「ふくろうくん」でいっぱい。
そこで部屋を改造し「編んでるシアター館」を作ろうと動き出したところです。
・・・一足先にこどもたちやお母さん、保育士の皆さんに、絵本、そして絵本を通してのさまざまな出会いを発信して行きたいと思います。