2012年4月3日火曜日

気仙沼に訪問編んでるシアター行って来ました

震災後一年経つのを待って被災地への編んでる訪問を開始しました。
新聞記事などを切り抜き情報を集め、受け入れ先を探るには現地に行きたいと一人で泊まれる宿探しからはじめ、宮城の気仙沼の休暇村を見つけたのです。
出かける前に気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンターに連絡を入れると、普通は2週間前に申し入れをして手配をしてもらうのが筋だし、ちょうど年度末なので受け入れ先を見つけるのは難しいという中、さらにこれまで仮住まいだったセンターの引越しに重なる超多忙の中、訪問先を探してくださいました。
初めは気仙沼市内の託児所で、ここも6月までの仮住まいで6畳2間という感じの日当たりのよいお部屋に17名の幼児と、保育する方が5名かな。
ま、その賑やかなこと、泣いたり、おもちゃのとりあいをしたり、おっかけっこしたりという具合です。
でも「はじまるよ」で始まると、ほーら、なんだろう?と視線が集まって・・・最後の「はらぺこあおむし」までかわいいおめめがパチクリ!
朝からずっと泣き続けていた子が、いつのまにか泣き止んでたねえ、と、私たちも楽しんじゃいましたと保育士さん。
6月にはまた来てくださいとうれしい言葉をかけていただきました。

午後は「恵潮苑」という市内でも大きな老人ホームでした。
昔話や民話、わらべ歌、手遊び、スーツケースに無理やり詰め込んだ「編んでる」作品を、とっかえ、ひっかえ出しながら大奮闘!
「歌ったり、語ったり、いろいろなさるんですねえ」と施設長さんや担当者。
震災後はボランティア訪問も少なくて、来ていただけるのは有難いですよ、と。
今でも施設の一部は避難所として使われていて、ほんと、それどころじゃない現状ですからね。
表通りにはガレキがなくなっていても、浜には車が山と積まれています。
タクシーの運転手さんのこっから津波が、あっちから火の手が、の言葉が胸にずしんと残って、体よりも頭の中の疲れがまだ抜けない編んでるおばさんです。

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