「雪の日のレストラン」は
福島佐原山のふもとから少し入ったところにあらわれます。
「編んでる村」の前に 昔、庄屋さんだったというお屋敷があります。
そのお屋敷をぐるっと囲んで竹の林がありました。
その竹林に、雪が降るのはいつものことでしたが、ある日、大嵐がきて
竹林がまるで歌舞伎の連獅子の気振りのように見えたのです。
飽きもせず眺めていると、風が少し弱まり 竹の一本一本がライオンのようであったり、象が鼻を揺らすようにも 犬がほえているようにも見えるのです。
そこでこのお話がわいてきました。
竹林はあまりの雪のため、電線にかぶさるようになり、危険だからと切られてしまいました。
そこでお話も途切れてしまっていたのですが、ある雪の日 ふだんは出歩かないのですが 外に出て裏の佐原山を見ると 山の中頃にも竹林がこんもりとあって、鼻を揺らすぞうさんがいたではありませんか。
そういうわけで「雪の日のレストラン」のお話、また動き出します。
これからいろんなお客様のお話を、紡いでいきます。
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