東日本の震災の時はまだ身も頭も若かったので、自分のすべきことは一つ!子どもたちの心を暖めたいとの思いでいつでも「編んでるシアター」を持って駆け付けようと準備を進め始め、ようやく被災地である気仙沼に宿をとれたのは一年経った翌年三月でした。
ただのおばさんがどこの団体にも所属せずに単身で泊まれる宿泊施設はなく、気仙沼の国民休暇村に一部屋開いているとネットで調べてスーツケース一つで出かけて行ったのです。
でも今は何をすればいいのか、ただ悲しんでいるように思えます。
その後、さいたまから出かけて行っての活動に限界を感じ、福島に四年間の移住生活を送る中で「編んでるシアター」を見に来てくれたお子さんが「10歳になるまでお誕生日カード送ります」と約束して、被災後生まれたお子さんもそのほとんどの子どもたちが今年10歳になり、私の役目も終わりに近づきました。
あったかあーい風を送りたい、今度は寒さに震える高齢者のためにも。
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