お一人で暮らしていたお隣さんが亡くなられてその家の解体作業が始まりました。
ネットをかけて作業をしているのですが、前方からは様子が伺えます。
外装や植木など、頻繁に手を入れておられたのでお隣さん、きっと見に来ているだろうな。
2,3日で家の形はなくなり、後は基礎部分の解体が残るだけになりました。
壊す音が切なくて、なんとも言えぬ心持です。
作業は外国の人ばかりで、ほとんど無駄話をせず、黙々と仕事をされている姿に
なぜかそれさえ切なくなってきます。
お花が好きな方でした。
残された百日紅の木がこの夏も見事に咲いていました、そのまた隣の方が水やりを欠かさず
してくれていたのですがそれも抜かれました。。
で、私「コーナン」に走って鉢植え用のお花を飾りました。
ネットが外されて、今まで見えなかった景色が広がりました。
そして夕焼け空までも、この一つの大きな劇の幕の閉じるのを見ていました。
「さようなら、お隣さん」
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