4月13日第2火曜日、水野書店(岩槻)での開催です。
2月「テラノサウルスシリーズ」3月「ねこ」に続いて4月は「うさぎ」の絵本を選んでお持ちしました。
雨模様の天気でしたので、書店へのお客様も少ないことを予想し、お気に入りの本を探すことにしました。ここのところ自身が妙に素直に「他」を受け入れていることに気づいていたからです。ま、このことはいずれお話するとして、選んだ本は「詩の本 だるまさんがころんだ」(飯塚須磨子作、たるいしまこ絵)リーブル。
意図して開くようになっていたのか、まず開いたのが 題名の「だるまさんがころんだ」の頁でした。
だるまさんがころんだ といって ふりかえってみるとだれもいない
みんなどこ
この みんなどこ とその前の空白の1行に吸い込まれてしまった。
詩の言葉は次の頁に続いているのだが、心はここで止まってしまって、「みんなどこ」「みんなどこ」とつぶやいているその声は私の声。
音に出してはいないのだけれど、胸の上んとこで聞こえるのは私の声。
空白の1行は声以上にやるせない気持ちの高まり、ふりかえってみるとだれもいないんだもの、そういう想いあるよねえ。
詩ってこういうの…オ、とお買い上げ。
静かに一気に読み上げた…ところへ 読み語りご希望のお客様・・・お見えになりました、が、なんとその方が作者飯塚須磨子さんと旧知の中という奇遇にドキドキ!
絵本の読み語りは置いといて、のおしゃべりをしばし・・・。
「だるまさんがころんだ」お勧めします。
絵がたるいしまこさんというのも惹かれる理由でしょうが。
で、「この絵本読んで!」のご希望のうさぎさんストーリーは 「ビロードのうさぎ」(マージェリー・w・ビアンコ原作、酒井駒子絵・抄訳)
近年の「大人が読んだ絵本」第1位にも押される作品、何度読んでも気持ちがシンとなります。そして「ころころころ」(もとながさだまさ・福音館書店)
この絵本を今読むたびに思います、自分の息子たちが小さい時に読んでいっしょに笑いたかったな、と。ことばを笑うということより、何かを感じて笑いあう「間」なんてあったかしら、と。
子どもたちが幼かったころ、なんであんなに忙しく追われていたんだろう、経済苦は確かにあったけれど。
いろんな反省も含めて、もう少し絵本に抱かれたいと思います。
そして次の方には「ピーターラビットの絵本」を2冊、
そうそうこの方、前回「100万回生きたねこ」を希望された方、あの後 綾瀬はるか 主演の東日本大震災のその後を描いたドラマ 見たそうですよ。
大人向けに絵本を読んでくれるなんてありがたいと毎回足を運んでくださって、こちらこそありがたいです。
いけないいけない、小室論文のように長くなりました。この辺で報告終わり‼
0 件のコメント:
コメントを投稿