奈良岡朋子さんが亡くなられた。
「火山灰地」「アンネの日記」・・・。
劇団に入りたくて二十歳の時、入団試験も受けた。
砂防会館での面接で落ちた。後で宇野重吉が語っていた、総じて受かるかどうかは「華が有るかどうかー」とのことばに納得。
その頃の役者さんはみんなほとんどいない・・・。
滝沢修、宇野重吉、細川ちかこ、北林谷栄・・・。
寂しかったかもしれないけど、奈良岡朋子は80を過ぎてからそれまで口を出さなかった若手たちの育成に力をいれはじめたという。
実際、劇団を去る人も出て、テレビで奈良岡、大滝秀冶を見たかと思ったら大滝も亡くなった。それでも凛となさっておられたような。
福島でようやく「黒い雨」で舞台上の奈良岡朋子を見た。福島移住していたからこその幸運でした。
朗読を終えられてからも舞台から観客に向かって声がけをされていた。その姿が心に残る。
さようなら。
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