久しぶりに一日晴れ、ということで洗濯物を干して、ゆっくりご近所にカレンダー配りのつもりが、外に出ればつい遠出したくなってバイクに乗ってしまう。
いつも買い物の途中に行く道の山側,一軒二軒とぽつぽつだが家が見える、だから道があるはずと行ってみる。
もうヘルメットの中で歓声をあげてしまう。
懐かしいというのではないな、この感覚、でも逢いたかった風景の中を走っているおばさんバイクの私。
この季節になって本格的なかっこいいバイクのツーリング、特に土日に出逢うことが多い。普段は仕事をし、休みの日に何人かで計画を立て楽しんでいる彼らが格好いい。
30年ほど前、居酒屋を営んでいた時、バイク屋さんが店の近くにあり、その計画をワイワイとたてていたグループの大きな声が思い出される。
皆、車よりも高いバイクに乗るために仕事は人並み以上に頑張るのさ、といい、所帯を持ち、バブルがはじけ、車に変わりそれも軽になり、というわけで飲むことも少なくなったと笑ったその顔がもしかしてあのヘルメットの中にあるのではなどと、あるはずのないことを考え、なぜ今私がバイクに乗っているのよ・・・とこれまたなぜか涙があふれてくる。
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