2017年4月30日日曜日

福島の春が嬉しくて・・

昨年は味わうことなく過ごしてしまった雪解け中の山々が見たくて帰ってきました。
例のうぐいすいろの黄な粉をまぶしたような山々の変化がこれから見ることができます。
そうしたら大家さんから訂正のメールが届きました、うぐいすいろの黄な粉じゃないよ、若草色というんだよ、って!
たった5日間さいたまに行っていただけなのに、後ろの山にはかいどうの花がいっぱい咲いてます。
モミジのような葉の枝がいつの間にか窓をたたきそうに伸びています。
椿の花は少しお疲れのようですがまだまだ咲いています。


春でーす!
南中野

埼玉ではたくさんの出会いに涙うるうるの毎日でした。
東大宮と南中野で「ねんねこ座」開催、特に南中野は久しぶり、ここには10年ほど前に長く「喜怒哀楽亭」という朗読の会を開いていた時に、体調を崩されて連絡が取れずにいた大先輩が、一時はごめんなさい、もしかすると、もう・・・と皆が声をひそめるほどだった大先輩が参加され、サトウハチローの「おかあさん」を読んでくださいました。
東大宮
万全とは言えない体調を気遣ってご主人が終わるまで近くの喫茶店で待っていてくださるのだそうで、この80歳を超えてかなりになられるご夫婦のもう一つの素晴らしい逸話ーこの10年もの介護生活の食事は、なんと奥様がずっと書かれていたノートのレシピをもとにご主人が作られていたんだそうで、この日お持ちいただいた「ちまき」もご主人作。

そして私が子育て中、母と子の劇団「童話の国」を立ち上げていた大宮大成ではそのメンバーのお母さんに偶然会いました。
「若草物語」大宮市民会館で(ちなみに両方左端が私)
「童話の国」では幼稚園から小学6年生まで、それにお母さん方を加えての活動でした。その中のメンバーに双子の姉妹がいて、実は埼玉小児医療センターで「編んでるシアター」を上演していた時に看護婦さんに声をかけられたというのはその一人でした。
姉妹とも看護婦さん、もう二人ともお母さんになっていて、それだけでもうれしいのですが、もう一山お話がー。
「小林さん、覚えてる?うちの子たちが産まれた時、二人に白とピンクのベストを編んでくれたのを」
私は全然覚えていませんでしたが、なんとなんと姉妹はそれぞれのお子さんにそのベストを着せて写真に撮り、それを彼女たちのお母さんが携帯のメモリーに保存してあるのを見せてくださいました。
もう涙なしには見られません。ありがとう!双子ちゃん!!ありがとう!Tさん!

そしてその活動を支えてくれたのは、団地住まいの当時お隣さんだったⅯさん。
介護施設に入られていてお会いするのは何年振り。
とても喜んでくださって、足が不自由なので車いすでしたが、あの笑顔も、話し方も昔のまんま。

埼玉でも笑顔のお花咲いてました。



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