2021年10月6日水曜日

「さつまのおいも」が思い出させてくれました。

 朝、散歩今日も爽やかでしたよ。

見沼田んぼには、あそこにもここにもさつまいもの畑があるのですよ。

「さつまのおいも」(なかがわひろたか作・村上康成絵)のさつまいもたちが土の下で   きゃあきゃあ大騒ぎしている様子が浮かびます、飛び出してきちゃいそうな。



そして思い出しました。

さいたま市桜区にある児童養護施設「カルテット」に訪問していた時に、この「さつまのおいも」、おいもと子どもたちの綱引きのお話を「編んでるシアター」し終わると、Dくんがそのおいものツルごとサッとひったくって走り出したのです。

ツルにはかなりたくさんのおいもが大小編みこんであり、編んでるおばさんとしては絵本の世界に入りこんでいるようなDくんを目で追って楽しい気持ちでいました。ところが担当の先生がものすごい勢いで追いかけ始めました。見ていた他の子もゲームでも始まったように後に続き、広い講堂はそれこそ大騒ぎ。

Dくんの行為はしてはいけないことのようでした。

理解も納得もせずに長いことそのままにしていたのですが、二年ほど前、「傾聴ボランテイア」の講習を受けたときに、なるほど専門的な見方をすると、おばさん的な常識は何とも頼りない思い込みであることも多いのだと感じ入ったのでありました。

もう十年も前のことでした、18歳になると施設は出なければなりません。

当時の子どもたちは大きくなって巣立っていったのでしょう。

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